マンションを管理しているのですが、冬になると、時々朝に火災報知器が働くことがあります。働いた場所には、特に異常も無く、復旧をするとすぐに元に戻ります。点検をして頂いている業者に見て頂いて、調べてもらい、結局、器具の不良ということで、交換してもらったのですが、また、同じように作動してしまいます。なにか原因があるのでしょうか?
冬場の朝のマンションの室内の誤報の原因で、一番多いのは、朝一番の暖房です。特に北面の部屋に多く見られます。普通の居室には、大抵、温度の上昇率で作動する差動式の感知器を設置していますので、急激に暖かい風が室内に送り込まれると、作動する可能性は十分にあります。特に寒い冬場は、室温自体が低いので、手で感知器を覆うだけで、体温で作動するほどです。
点検を専門にしている業者さんは、機器が働くか働かないか、しか分からないことが、かなり多いようで、やはり、技術面、ノウハウに欠ける部分が多く、しばしばそういうご意見をうかがいます。工事主体の業者さんに変えられたほうがよいのではないでしょうか。



消防設備の点検のことで、消防署の方から指導を受けました。どうすればいいですか?
まだ竣工されてから一度も消防設備について、点検や、その報告を消防機関に行ったことがないのでは?消防設備が、消防法の技術上の基準で設置されている建築物については、その建物の関係者や、管理権限者などに、定期点検、点検報告が、法律で義務付けられています。法的に、用途によって大きく二つに分かれていて、一般用途のもので、三年に一回、特定用途(商業用途等)のもので、毎年の報告が必要になります。それを怠ると、立ち入り検査や指導がなされます。速やかに点検を実施してください。



消火器に使用期限はありますか?交換と詰め替えは、どちらのほうがよいでしょうか?
メーカーの正式な耐用年数は8年です。但し、設置条件などにもよります。例えば外気に直接触れるような場所、湿気が多い場所などに設置した場合、中の消火薬剤が固化したり、本体自身が腐食したりすることがあります。
点検などで8年を過ぎても本体、薬剤の状態が良ければ、必ずしも交換しなければならないとは、私どもでは考えておりません。特に、消火薬剤の詰め替えなどを勧めてくる業者が最近よくありますが、詰め替えしますと、本体を開封しますので、どうしても、出荷時の気密性を保てなくなりますので、薬剤も長持ちしませんし、薬剤費、工賃を考えますと、新品に交換したほうが、経済的な場合があります。



今付いているインターホンを、カメラ付きの新しい物に交換したいのですが、それは可能でしょうか?
こだわりがさほど無いのであれば、それは可能です。ただ、今の現状の配線、配線方法等により、きれいに隠蔽で配線できるかなど、様々な問題点はあります。一度、現状を確認させていただいて、ご相談させて頂くのが、いちばん良いと思います。



消火栓のホースを点検しないといけないのは本当ですか?
本当です。10年経ったものは、ホースの耐圧試験をしなくてはいけません。




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